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ふるさと納税で日本を元気に!~笠間市~

【みむらファーム工房】竹編み弁当箱 ほか

伝統的な笠間の竹細工を、現代的に進化させました!

提供:笠間市ふるさと納税

返礼品 竹編み弁当箱

竹細工の魅力が再発見できる、ユニークで実用的な製品の数々。

 

古くから竹細工作りが盛んな笠間市にある「みむらファーム工房」は、竹細工の製作・販売のほか、初心者向けの教室を開いて竹細工作りを一から教えています。一般的に竹細工といえば、真竹で作るざるやかごをイメージしますが、代表の三村茂美さんは、孟宗竹を使ってユニークな竹細工製品を作っています。

 

竹の編目や色合いが美しいお弁当箱や珈琲ドリッパー、孟宗竹をそのまま使ったBluetooth対応のオーディオなど、竹細工の魅力が再発見できる実用的な製品の数々。これらをふるさと納税の返礼品として全国にお届けします。

返礼品 孟宗竹オーディオ(Bluetooth対応)

三村茂美さんが作る竹細工製品の特徴。

 

竹細工の材料は、主に軽くて加工しやすい真竹を使います。ところが、笠間市岩間周辺では少々扱いにくい孟宗竹を使うことが多いそうです。真竹を使って竹細工を作っていた三村さんも、身近で手に入りやすく、味わい深い孟宗竹を使った、自分にしか作れないアイデアいっぱいの竹細工作りに挑みました。ふるさと納税の返礼品であるお弁当箱や珈琲ドリッパーのほか、スマホケースやお薬手帳入れなど、実用的で他にはないものが、三村さんが作る竹細工の特徴とも言えます。

 

良い竹細工製品の見分け方は、竹ひごの編目や重なり、全体的にしっかりしているかなどがポイントとなるそうです。日常的に使う場合は、直射日光の当たらない、風通しのよいところに置きます。お弁当箱や珈琲ドリッパーを使用した後は、水洗いをして陰干しに。絶対に洗剤は使わないでください。竹細工は湿気が大敵なので、戸棚や押し入れにしまうときも袋に入れて密封せず、なるべく空気に触れさせるようにしましょう。

【いばらきデザインセレクション2019】奨励に選ばれた 返礼品  竹 コーヒードリッパー

竹編みのお弁当箱ができるまで。

 

それでは、竹細工製品がどんな風に出来上がるのか、竹編みのお弁当箱を例にして、その工程を追ってみましょう。

 

まずは、秋から冬に材料となる竹を切りに行くところから始まります。近くの竹山の地主さんにお願いして、竹藪から4メートルくらいの長さの孟宗竹を20本ほど切り出します。孟宗竹は真竹の3倍近い重さがあるため、かなり大変な作業です。

竹細工の材料である竹ひごを作っている様子

切り出した竹は保存して、竹細工を作る際に細かくしていきます。そして1本の竹をお弁当箱の材料の長さに切り、表面を水洗いした後に竹を割っていきます。

職人の技で細かく裂いていきます

なたを使って、それを半分に割って、また細かく割って、裂いて、材料となる竹ひごを作ります。お弁当箱用の竹ひごは、かなり薄くしなければなりません。編み上げるのに140本もの数が必要となります。全て手作業で行い、最終的にはかんなを使って仕上げます。

手作業で丁寧に竹ひごを作っていきます

出来上がった竹ひごを使って、お弁当箱の形に編みこんでいきます。一番大事な底の部分から編んでいき、そこから上に上がる部分の編みこみが特に気を使うそうです。全体は竹の内側の茶色の部分を使用し、縁に竹の表面の緑色の部分が出るようにしています。

少しずつ編み込み、お弁当箱の形に近づいてきました

2つのかごを重ねて、蓋ができるようになったら、竹編みのお弁当箱の完成。竹ひご作りから編み上がりまでは一日半かかるそうです。

この形に仕上げるまでは職人の技でも1日半かかります

伝統的な笠間の竹細工をアップデートさせた個性的な作品を作っています。

 

「みむらファーム工房」の代表、三村茂美さんにご自身の竹細工作りについてお話を伺いました。

 

竹細工を本格的に始めたのは今から6年ほど前。小さな頃からモノづくりが好きだった私は、笠間の竹細工に興味を持って教室に通い、今では教える側の立場に変わりました。普段は農業を営んでいますが、冬場の農閑期には竹細工がメインになります。近年は使用する竹を真竹から地元でなじみのある孟宗竹に変え、新たな作品作りに挑んでいます。

 

一般的に見られる竹細工のざるやかごは作っていらっしゃる方が多いので、私にしかできないものをと考えて生まれたのがお弁当箱や珈琲ドリッパーです。工芸品というよりも実用性を重視して、珈琲ドリッパーは近くの珈琲専門店の方からアドバイスをいただきながら形にしていきました。竹ひごの本数や幅、長さは三角関数を使って決めているので、それがうまくいくとたまらなく嬉しいです。竹細工作りの醍醐味と言っていいかもしれません。

様々な作品が飾られている、工房の様子

伝統的な笠間の竹細工を後世に残していくために、竹細工も日々進化しなくてはなりません。竹細工でスマホケースを作ったときに、折りたたみの部分に皮を使ってみました。全部が竹でなくてはいけないという固定観念にとらわれることなく、これからも色々な素材を組み合わせて日々アップデートした竹細工を作っていきたいと思います。

 

ふるさと納税で私の竹細工を選んでいただけたら、インテリア的に飾るのではなく、できればじゃんじゃん使ってほしいです。今後の作品作りのためにも感想やフィードバックもお願いします。竹細工は実際に手に取ってもらうのが一番なので、これをきっかけに笠間にも来ていただいて、作品に触れてみてください。

作品を作っている三村茂美(みむらしげみ)さん

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