笠間ならではの食材を使った加工食品を作っています。

笠間市福島のナガタフーズでは、自社農園などで栽培した大根やさつまいも、栗などを使って、美味しいドレッシングや焼き菓子を作っています。土づくりからこだわった自慢の大根を“あらびきおろし”にしたドレッシング「大根百笑」は、大根のシャキシャキ感や風味がそのまま味わえる逸品。和風味、おろし玉ねぎ、香味胡麻など、色々な味が楽しめます。

また、甘みの強い茨城産のベニアズマをたっぷり使った「すいーとぽてと」、作付面積日本一の笠間の栗を贅沢に使った「すいーとまろん」などの焼き菓子も製造。茨城県笠間市ならではの食材を使った加工食品を、ふるさと納税の返礼品として全国にお届けしています。

大根ドレッシング「大根百笑」の美味しい食べ方、保存方法。

ドレッシングといえばサラダにかけるのが定番ですが、ナガタフーズの大根ドレッシング「大根百笑」は、ハンバーグやお肉、お魚にかけると、さっぱり美味しくいただけます。ダイエット中の方はノンオイルの方がよいと思いますが、美味しさで選ぶならオイルの入っている方がおすすめ。和風味、おろし玉ねぎ、香味胡麻、この3つの味は不動の人気だそうです。

開封前の賞味期限は常温で6ヶ月、開封後は冷蔵庫で保存してなるべく早めに食べてください。自慢の大根をたっぷり入れて作っていますので、その分、一般的なドレッシングよりは賞味期限が短くなっているそうです。

大根たっぷりで、食感の楽しい「大根百笑」ができるまで。

ナガタフーズの大根ドレッシング「大根百笑」は、素材となる美味しい大根作りから始まります。まずは栽培する畑の土づくりに気を使い、細胞壁のしっかりしたシャキシャキの大根を作るために施肥設計を行います。大根は種まきから収穫までに60～70日ほどかかり、ナガタフーズの収穫期は、6～7月の初夏と10～12月の秋から初冬になります。収穫した大根は施設内の冷蔵庫で保存します。

その後、冷蔵庫で保存している大根を必要な分だけ取り出し、工場ですりおろします。出来上がった大根おろしは冷凍して、施設内で保存します。ナガタフーズの工場での作業はここまで。その後のドレッシング製造は大手食品メーカーに委託しているので、冷凍保存した大根おろしをそちらに送ります。入念な品質管理、委託先との信頼関係により、食感の楽しい大根ドレッシング「大根百笑」は完成するのです。

大根農家らしい、大根がたっぷり入ったドレッシングを開発しました。

笠間の地で地元ならではの食材を使って加工食品を作っている、ナガタフーズの永田修一（ながたしゅういち）さんにお話を伺いました。

ナガタフーズは平成元年に私の父が創業した会社です。もともとは養豚農家だった実家が大根やさつまいも作りの農家に移行し、大根のつまや干し芋を製造・販売する事業を始めました。大手食品メーカーに勤めていた私が、家業を継ぐために入社したのが平成18年。その年から焼き菓子「すいーとぽてと」の開発・製造が始まります。平成23年に東日本大震災が発生し、原発事故による風評被害で干し芋の天日干しが難しい状態に。それを機に干し芋作りをやめ、大根の加工と焼き菓子製造の2つが会社の主軸になりました。

もともと大根農家であるうちらしく、大根がたっぷり入ったドレッシングを作ろうと「大根百笑」を開発したのが平成23年。そのままでも出荷できる良質の大根をとにかくたくさん入れて、少しでも食感が残るように“あらびきおろし”にこだわり、食感と風味が楽しい大根ドレッシングが完成しました。お好みに合わせて、常に10種類の味をご用意しています。

おかげさまでイベントなどでは「このドレッシングじゃないとダメなのよ」というお褒めの言葉をいただき、人気テレビ番組にも取り上げていただきました。しかし、「大根百笑」は地元での販売にこだわり、茨城県内とふるさと納税の返礼品でしか手に入りません。ふるさと納税をきっかけにこの味を知っていただき、ぜひ茨城県にも足を運んでもらって、観光がてら直接手に取ってもらえたら嬉しいですね。従業員一同、お待ちしています！