こんにちは！　まいぷれ笠間編集室です。

　【今週の笠間情報は？】
笠間と言えば栗！　栗と言えばモンブラン！
今回はモンブランについてのマメ知識をご紹介します。

　モンブランと言えば、長時間シロップに漬けられて形の崩れたマロングラッセをつぶし、ペースト状にしたものを山盛りにした姿が、モンブランの山の姿に例えられたことに由来します。
　実はこのモンブランという山は、昔からフランスとイタリアの間で、「どちらの山なのか？」という論争の絶えない山でした。
　フランス語でモン (Mont) は「山」、ブラン (Blanc) は「白」、イタリア語で同じく「白い山」の意味のモンテ・ビアンコという意味を持つこの山は、古代からアルプス山脈の象徴として名高い山でした。
　それだけにモンブラン、あるいはモンテ・ビアンコがフランスとイタリアのどちらのものなのか？　お互いで領有権争いが絶えなかったのは言うまでもありません。
　現在は1861年にトリノで開かれたフランスと当時のサルデーニャ王国との会議では、国境線はモンブラン山頂を通るようにさだめられ、つまりは「イタリアとフランスの両方の山」というのが最終的な合意になっています。
　ともあれ、フランス語でもイタリア語でも、「白い山」を意味するモンブランは、上に雪を表す白い砂糖の粉末をまぶすのがお約束になっています。
　モンブランもモンテ・ビアンコも「白い山」という意味ですから、どこかに「白」をイメージさせる装飾が必要になってくるのですね！　実はお菓子のモンブランも、フランス・サヴォワ県と隣接するイタリア・ピエモンテ州の家庭菓子のイタリア・フランスの両方のお菓子が原型となっているので、フランス菓子でもイタリア菓子でもあるという、国際的なお菓子だったりします。
　世界各地で作られているモンブランには、実はこんなちょっとした「お約束」があったりするのです。
　それを踏まえて美味しいモンブランを味わってみると、より味わい深く感じられるかもしれません。

笠間芸術の森公園で催されるかさま新栗祭りでも、多くの店舗がモンブランのお菓子を出店しています！

　まいぷれ笠間でも「栗グルメといえばやっぱりスイーツ！　定番モンブランからタピオカまで」という記事でモンブランを始めとする栗スイーツを紹介しています。
栗の旬を迎える笠間で、ぜひお気に入りの栗スイーツを見つけてください！