ふるさと納税で日本を元気に!~笠間市~
我が子に、孫に、安心して食べさせられる「栗」を届けたい
おすすめの調理法は「ゆで栗」栗本来の美味しさが一番分かります
JR友部駅北口から車で約6分。「入やなわぁ工房」は、栗栽培ではお祖父さんの代から50年以上続く農家です。家族が団結し、大切に育てた栗やお米、農産物を丁寧に加工し全国の皆さんに提供しています。大切にしているのは、食べる人の身になって丁寧な仕事をすることです。お客様からの声に耳を傾け、より安全で良いものを安定的に届けるという使命を持って取り組んでいます。
収穫した栗は一粒も無駄にすることなくすべて活用します。「栗のおこわ」や「栗のケーキ」など、美味しく加工した品々は、通販やカフェで提供されます。丁寧な仕事は年々ファンを増やし、毎年工房の栗を楽しみにされている方が多くいらっしゃいます。祖父の代から栗の木を植え、受け継がれてきた栗の木への思い、食べる人への思いが詰まっています。
ホクホク甘い「栗のおこわ」
大きくてツヤツヤの生栗は「栗おこわ」や「ゆで栗」にオススメです。工房の栗はホクホク甘く、栗本来の風味を楽しめると評判です。存在感のある栗と米粉のタルトを使った「栗のケーキ」や、大粒の栗にじっくり火を通したホロホロしっとり食感の「渋皮煮」など、ここでしか味わえない魅力的な栗グルメが揃っています。
「いりやなわぁ」という一見変わった名前の由来は、ご家族の名前の組み合わせから来ています。「入」は屋号=ご主人のこと。「やなわ」はお子さん3人の頭文字。最後の小さい「ぁ」は奥さんが後ろから小さくなって家族を支えるという意味を込めています。ご家族で団結し、丹精込めて大切に栗を育てる『入やなわぁ』のモットーが体現された素敵な名前です。
ロゴは、屋号の「丸入」と「栗」の形を組み合わせたデザインです。「入」の文字は「人」という漢字と同じように、2本がお互いに支えあい、一つの文字を作っています。その形のように、家族や自然と支えあい、お客様に支えられ、ひたむきに生産していきたいという意味が込められています。
屋号と栗を組み合わせた「入やなわぁ工房」のロゴ
食の安全や環境への配慮から「ガス燻蒸」に頼らない「温湯処理機」を使った虫止めを行っています。
「温湯処理」は栗を50℃のお湯で30分浸漬する技術です。繊細な温度管理下で、約50℃のお湯の熱で鬼皮の下にある虫の卵を殺します。表面だけに熱を加え、実の部分には熱を伝えない仕組みです。実の内部にいるクリシギゾウムシや、クリミガなどの虫を防除し、炭そ病や黒色実腐病などの病害に対しても高い防除効果があります。お湯を使うため安全な上、確実な虫止めの効果が得られます。
繁忙期には1日に何回も機械を稼働します
お湯で処理した栗の水分の取り方なども、間違ってしまうと品質を落としてしまいます。機械導入後、3年もの試行錯誤の末、現在の処理方法を確立しました。現在、虫の被害もなく、美味しくてきれいな栗が提供できるようになりました。
キレイな栗の実が評判の「入やなわぁ」。栗に対する愛情と情熱、誇りは人一倍です。
「栗の美味しさ・安心・安全」を提供する為には手間を惜しみません。家族や友人、知人が一丸となって、栗拾いから選別、加工、その他すべてを手作業で行います。栗の選別、チェックは出荷までに5回以上。殺虫処理をした時や出荷するときなど各工程ごとにチェックが入ります。時間が経つと、重さがかわることもあるので、出荷直前には重さも確認します。収穫直後はふるいを使った大まかな選別ですが、出荷直前には一つ一つ丁寧に目で見て確認します。
6月末頃に見られる「丹沢」の小さいイガ
大切に栗を扱う「入やなわぁ工房」の奥さん、橋本明子(はしもとあきこ)さんにお話を伺いました。
長年見続けることで、栗を見分ける目が養われてきました。出荷できるか判断に迷う時は、欲をかかず「相手の立場になって選ぶ」ようにしています。特に生栗は鬼皮の中身が見えないので一層厳しく見るようにしています。出荷に向けて工程を進めていくと、その途中でどうしても出荷の条件に満たない栗が出てきます。チェックを通らなかった栗でも中身を見てみるとキレイなものが沢山あります。生栗として出荷できなかった栗も、お菓子に加工して最後の一粒まで大切に使います。加工品も、本当の栗の味、栗農家ならではの素朴な美味しさを味わってもらえるように工夫し、丁寧に仕上げることを心掛けています。
栗は鬼皮を剥いたり、時間をかけて火を通したり、食べるのに手間暇がかかる食べ物ですが、食べる人にやさしい、ストレスフリーな栗を直売所やカフェで提供することで、栗に対する想いが共有できたらと思っています。
良い実をつけるように見守り続ける
栗の栽培をはじめたのはご主人である大敬(たいけい)さんの祖父の代からです。大敬さんは、先祖から受け継いだ土に敬意を払い、栗山に入るときは毎日挨拶をしています。工程のほとんどは手作業で、栗の為に良いと思うことを通年行います。農薬の使用もできるだけ控え、豊かな土づくりに日々励んでいます。
◆春…栗畑の草刈り
春は虫被害にあっていないかも確認します。
真冬を除いた一年中、定期的に草刈りを行います。
◆秋…収穫のスタート
栗拾いはご家族とパートさんたちも含めて汗だくになりながら和気あいあいと熱心に行います。
栗畑の為に、落ちている栗は虫食いも含めてすべて拾いきります。
◆初冬…栗拾いが終わるとお礼肥をまき、剪定をはじめます。
春までに、太陽の光が木全体に当たるよう考えながら剪定します。
品種や、木の状態に合わせて剪定方法を変えていきます。
栗畑は草が重要な役割を果たします。「緑肥」(りょくひ)といい、刈り取った草を発酵させて畑の健全な土づくりに利用します。刈り取る際も、次の草が生える為の種が畑に落ちるのを待ってから刈り取ります。畑に生える草が緑肥として上手に循環するよう管理しています。さらに、近くの養鶏場から完熟鶏ふんを分けてもらい肥料分を補います。
草刈りの様子
現在栽培しているのは7品種。ふるさと納税でお送りしているのは、その時期に一番旬のタイミングのものを選んでいます。栗それぞれの個性をお楽しみください。
初秋の栗の代表格。ホクホクした食感と、やさしい香り、甘さが魅力。甘露煮や栗ごはんにおすすめです。
みっちりと実が詰まっていて、食べ応えのある栗です。
ホクホクとした食感で、様々な調理方法に向いています。
実が詰まっていて、良い香りの栗です。渋皮煮にもおすすめです。
栗の王様とも言われています。味のバランスが良く、渋皮がはがれやすくて扱いやすい品種です。
ホクホク甘味のある品種です。
比較的剥きやすい品種なので、調理に向いています。
粒が大きく、ホクホクして風味の良い栗です。渋皮煮におすすめです。
工房では、食の安全安心にこだわった美味しいお米も栽培しています。代々受け継がれてきた水田は粘土質で、力のこもった根を育みます。山から湧き出る水で栽培しているので、食味がよく、お茶碗によそった時の香りは格別です。土には有機肥料などを使い、食べる人にやさしい土づくりを心掛けています。真面目に丁寧に、稲は低温でじっくり時間をかけて乾燥させます。お米そのままの味を感じられるように精米してお届けします。
ご主人こと「たいけいちゃん」が栽培するコシヒカリ
真面目に一生懸命作った自家製もち米を使用
あっさり塩味で仕上げた揚げおかきです
毎年10月~3月頃、栗の季節限定でカフェが営業します。
「収穫した栗をひと粒残さず使い切りたい」「生栗のままで販売することはできないが捨てるにはもったいない栗を残さず使い切りたい」そんな思いから栗のカフェが生まれました。
提供されるメニューは、どれも絶品。素材の美味しさと、心のこもった丁寧な手仕事で毎年人気のスポットになっています。 「一粒の栗に想いを寄せて、大切に食べていただきたい。」「美味しかった、また来たいと思ってもらいたい。」そんな気持ちが素敵なお店づくりに生かされています。
栗おこわ定食
栗の渋皮煮
「食べることは命をいただく行為」。栗を選別していく中で、味も食感も劣ることのない大切な栗を捨ててしまうのは残念だという想いから、様々な取り組みがはじまりました。県や市の担当者と連携する中で、栗の栽培、加工、販売まで、すべてを手掛ける6次産業化を実現させました。評判の加工品の中でも「栗ケーキ」は、その魅力が評価され『令和元年度第二十回茨城県農産加工品コンクール』で金賞を受賞。「栗の渋皮煮」も『令和二年度いばらき農の6次化商品コンテスト』にて金賞を受賞しました。
環境にやさしい農業活動が評価され、平成18年から『エコファーマー』に認定され、更新を続けています。
エコファーマーとは、持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律「持続農業法」に基づき「持続性の高い農業生産方式」を導入する計画を作成し、県知事の認定を受けた農業者の「愛称」です。
日々安心・安全な農産物の生産・供給に努めています。
生栗・栗の加工品(渋栗・焼菓子)・お米・もち米・おかき等、栗やお米を使った商品は「ふるさと納税」の他に、「カフェ」と「ネット販売」で提供しています。期間限定の商品などがありますので、お電話かメールでお問い合わせください。
※返礼品の一例になります。
生栗 2L 約2kg
たいけいちゃんのおこめ 3kg×2袋
渋皮煮と揚げもちと栗入り揚げもち