ふるさと納税で日本を元気に!~笠間市~
懐かしい味わいの自然食品!素材と手仕事にこだわった豆、栗・野菜の甘納豆【笠間市 ふるさと納税】
素材ひとつひとつの旬の味わいと食感が、
お砂糖のやさしい甘さの中にほっこり封じ込められています。
甘納豆は、素材を砂糖で煮込むだけの伝統的和菓子。シンプルだからこそ素材の良し悪しや煮込み加減が直接味に影響します。旬の素材はその時期ならではの味わいがあります。時期や素材の特徴に合わせて、一つ一つ丁寧に甘納豆に仕上げています。
約65年前から笠間で甘納豆を作っている根本製菓。最初はお馴染みの豆類の甘納豆のみでしたが、今は珍しい野菜などの甘納豆も作っています。初めて口にするものでもどこか懐かしい味わいを感じられるのは、昔ながらの作り方のせいかもしれません。この手作りの甘納豆を多くの人に味わっていただきたく、ふるさと納税の返礼品として全国にお届けします。
「え!?こんなものまで」
豆だけじゃないんです。笠間名産の栗や野菜も甘納豆にしちゃいました!
根本製菓では豆をはじめとし、野菜や果物など様々な種類の甘納豆を作っています。かぼちゃ、ごぼう、しょうが、なつみかん、わかめ…。ほっこりとした美味しさの「さつまいも」と「栗」は根本製菓の主力商品です。
【さつまいも】
さつまいもは、契約農家が育てたものを使用しています。今人気の「紅はるか」は試作したものの甘納豆向きではなかったため、甘納豆に一番適していた品種「金時芋」を選び抜きました。
【栗】
笠間は栗の産地。甘くてしっとり、ほくほくしています。栗の収穫は8月下旬~11月上旬。栽培する時期によって早生・中生・晩生に分けられ、それぞれ特徴が異なります。
早生…加工しても色がきれい(黄色)、甘みは少ない。
中生…風味が強く甘みがある。
晩生…甘みがある。加工向き。
栗を甘納豆用に加工できるのは収穫後の3ヶ月間だけ。栗の皮をむくのは昔からの熟練のおばあちゃんたちで今後後継者がいなくなってしまうかもしれません。毎年開催される「かさま新栗まつり」(9月の最終土曜日・次の日曜日もしくは10月の第1土曜日・日曜日)にも出品しています。
笠間が誇る大きくて立派な栗!「新栗まつり」にて
甘納豆にする素材により出来上がるまでの時間や工程を調整しています。
また甘納豆づくりは気候や季節にも左右されます。雨の多い年や旬の時期より早いものは野菜に含まれる水分量が多くなったりと、野菜の出来が違うためです。難しい野菜の一つが「かぼちゃ」。地域により品種が異なりそれぞれ水分量や歯ごたえなどが違います。煮崩れしやすく注意が必要で手間がかかります。
甘納豆にするには素材を水から煮るのですが、形の壊れやすいものは沸騰させると煮崩れしてしまうため沸騰させない程度に火にかけます。食材によって調整をしながら、コトコトとやさしく煮て甘さを染み込ませていきます。塩は素材に浸み込むのが早いのですが、甘みはなかなか浸透しにくいため、薄い砂糖水から順々に砂糖の濃度を濃くして煮ていきます。素材によってはこの工程だけで5~6回鍋を入れ替えます。
豆や野菜の様子を見ながら甘く煮ていきます
甘納豆が仕上がったら、素材をかごから出して丁寧に砂糖をまぶします。形が崩れているものが無いかどうか一つ一つチェック。甘納豆が完全に乾いたら包装作業室に移動します。
煮た甘納豆を乾燥させて砂糖をまぶします
甘納豆を商品にするための流れ作業を行います。自動はかり、金属探知機を経て、パッケージのシール貼りまで。専用機器を用いて行いますが、機械を使えない野菜の甘納豆などは手作業です。
店頭に並べられる商品のかたちに仕上げます
甘納豆を作り始めたのは先代の根本利男(ねもととしお)さん。現在はご子息である根本定幸(ねもとさだゆき)さんが代表取締役として会社を守っています。甘納豆づくりへの想いを伺いました。
私は20代の頃東京に出て修行をしていましたが、45年前に家業を継ぐために笠間に戻ってきました。当初は豆類をはじめ、「さつまいも」「栗」の甘納豆を作っていましたが、そのうち近隣の方々から「こんな野菜で甘納豆を作れないか?」と相談をされるようになりました。これをきっかけに「こんな野菜使ってみたら面白いかも」といういたずら心が湧き、気がつけば今の数になってしまいました。
野菜は、甘納豆に出来るものと出来ないものがあります。出来そうなものには、これからもチャレンジし続けたいなと思っています。自然の味と甘さを楽しめる当社の甘納豆を楽しんでもらえたら嬉しいです。
株式会社根本製菓代表取締役 根本定幸(ねもとさだゆき)さん