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ふるさと納税で日本を元気に!~笠間市~

【稲田石材組合】「日本の銘石“稲田石”の表札」「最新技術!レーザー彫刻石材」など

日本を代表する建築物に使われている、気品ある”白みかげ石”を職人の手で製品に仕上げます

提供:笠間市ふるさと納税

作るものによってさまざまな表面加工を施します

永続的な美しさが楽しめる! 良質な稲田石を使った石材加工品

 

茨城県笠間市では、「稲田石(いなだいし)」が多く採掘されています。稲田石は、東西約10キロある石切山脈と呼ばれる広大な地域に分布。地下にはどこまでの深さがあるのか、いまだに解明されていません。稲田石は「白みかげ石」とも言われ、白を基調に「ごま塩」を振ったような模様です。これだけ白く美しい花崗岩は貴重で、日本橋や東京駅丸の内広場、最高裁判所、国会議事堂など多くの建築物に使われています。

 

今回ふるさと納税の返礼品として、「稲田石材商工業協同組合」より、地場産材の稲田石を使用した加工品をお送りいたします。稲田石を使った珍しい石材加工品は持ちが良く、どれも高級感があります。どうぞ、見て触って石が持つ重厚感や素晴らしさを感じてみてください。

一枚一枚が異なる表情を見せる石目・結晶の美しさが好まれる逸品。

美しい白さを持った日本の銘石である稲田石を使用した「表札」です。

稲田石はひときわ白く美しい石材 硬く耐久性に優れる良質な花崗岩

 

稲田石(稲田みかげ石)は、約6000万年前に地下深くに貫入したマグマが固まってできた岩石で花崗岩の一種です。

際立った白さが特徴の稲田石は、その美しい白さが多くの人に好まれ利用されてきました。

 

稲田石は、大理石と比較してもはるかに硬く耐久性にも優れています。その理由は石の「若さ」にあります。他の石材は億年単位の古い年代の岩石が多く、風化や浸食による不純物や汚れが多く含まれています。一方で非常に新しい花崗岩の稲田石は、時間の経過による劣化をさほど受けていません。鉱物同士の結合が強く、石の組織が締まっているので硬く丈夫な石になるのです。

石山から運ばれてきた加工前の稲田石 光に当たるとキラキラ光ります

採石から加工まで、稲田石の製品ができるまで

 

 

稲田石の石山は人気の観光スポットに

製造過程

1、原石を切り出す

石山から稲田石の原石を取り出します。現在石山は人気の観光スポットで、大手バス会社のツアーにも見学するプランがあるほどです。

 

2、大まかに切る(大口径切削機)

石山から運ばれてきた稲田石を大きなダイヤモンドブレードで切ります。

3、定尺に切り出す(中口径切削機)

製品の大きさに合わせて、適切なサイズに切ります。

 

4、製品に合わせた手法で研磨する(片腕型自動研磨機、門型自動研磨機)

(1)特殊加工
通称:やくもの加工…装飾的な曲線を含んだ加工をします。
ジムカッターを使用したり、職人が丹精を込めて手加工で仕上げます。

(2)手磨き加工
細かい部分の磨きは専用の磨き機で行います。丁寧に磨くことでつやを出します。

(3)叩き加工
稲田石を加工する際に使用する道具は、今も昔もあまり変わらない道具が使われています。

(4)穴加工
返礼品の花瓶も、専用ドリルを使用した穴加工で形を作ります。

 

5、ブラスト加工
主に文字彫刻に利用。墓石などの文字彫りの部分を施します。

加工方法によって様々な表情を見せる稲田石

 

稲田石材商工業協同組合の事務所には、石材加工のサンプルが展示されています。

全国各地の有名な建築物に使われている稲田石。旅先に出向いた際は、建物に使われている稲田石の加工仕上げにもぜひ注目してみてください。

割肌仕上げ

水磨き仕上げ

ビシャン仕上げ

バーナー仕上げ

本磨き仕上げ

茨城の銘石【稲田みかげ石】の作品

茨城県庁舎

白御影石(しろみかげいし)という名称のとおり、白い石肌が稲田石の一番大きな特徴です。石造物の気品と格調を高め、その堅牢さから永続的な美しさが約束されます。

稲田石は現在、日本全国の建築物にその施工実績として輝いています。

 

伝統と格式、青空と緑の木々に調和する稲田石

こちらでは【稲田みかげ石】を使った代表作品の一部をご紹介します。

 

産地となる茨城では、県庁舎や、歴史館、笠間稲荷神社の石畳や、笠間市総合運動公園など様々なスポットで作品を見ることができます。

日本全国誰もが知っている有名な建物から、普段利用する身近な施設まで、様々な場所に寄り添う稲田石。どんな景観にも調和する特徴が成せる業かもしれません。

 

笠間稲荷神社石畳

茨城県歴史館

広島平和都市記念碑

成田山新勝寺本堂

「道の駅かさま」で見られる職人の技

2021年9月から笠間市にオープンした「道の駅かさま」でも、稲田石の作品を見ることができます。

笠間市の魅力を発信する「笠間のゲートウェイ(玄関口)」として、グルメやお買い物を楽しめる注目のスポットです。お食事に、観光に訪れた際は、ぜひこちらにも注目してみてください。

笠間市の魅力を発信する「道の駅かさま」

笠間の名産品「栗」モチーフの車止め

稲田石の歴史、現在はその魅力を広く伝えるイベントなどを開催

 

江戸時代以前、稲田石は笠間城の石垣や三所神社の大鳥居など笠間周辺で使われることはありましたが、運搬や加工が大変だったこともあり他の地域に広がることはありませんでした。稲田石の良さが広まったのは明治中期。石切り場から運搬用のトロッコが作られ、少しずつ全国に知られていくようになります。明治後期から昭和にかけて、都市部の建築物の多くがレンガから石に変わり、稲田石が盛んに使用されるように。戦後、復興のためビルや道路が作られるようになると、多くの切削機や専用機械が開発され、より加工しやすくなりました。

 

現在、稲田石を使った新しい試みやPR活動を行っています。日本を代表するグラフィックデザイナーが一堂に会し稲田石の作品を展示する「いなだストーンエキシビジョン」や、茨城の石工の技を集結させた「いばらきストーンフェスティバル」などを開催。2014年には、稲田地区の採石の歴史を広く伝えるために「石の百年館」がオープンしました。

芸術家による稲田石のアート作品

JR稲田駅隣接「石の百年館」

地元で採れる稲田石の魅力を、全国の人に知ってほしいから

稲田石材商工業協同組合は、笠間市内の石材業者により結成された組合団体です。組合員は石材採掘業社、加工業社、施工業社であり、大規模工事からオリジナル製作まで幅広く対応しています。今回は稲田石材商工業協同組合青年部代表の磯英亮(いそひであき)さんに稲田石についてお話をうかがいました。

 

石材加工品は、地場の採石場や加工工場で働く様々な人が関わり作っています。私は工場で作業をしているため、製品が出来上がり施工が完了した時にとてもやりがいを感じています。稲田石がメディアで取り上げられ話題になった時は、やっぱり嬉しいですね。

市から「稲田石をふるさと納税の返礼品に」というお話をいただいた時、稲田石を幅広く知っていただける良い機会だと思いました。現在は、主に墓石や建築材に使用されていますが、返礼品には石材を使用した小物を用意しました。石材加工品は同じ製品であっても石の表情が異なり、細部も手作業となるため、一つ一つの仕上がりが微妙に異なります。そういう面も楽しんでいただければ幸いです。稲田石は日本の銘石です。見て触れて感じて、ぜひ大切にしてほしいと思います。

◆お礼の品一覧◆

「自然石のミニ灯篭」
サイズ:W340×H280×D140(約) 重さ:約8kg

「日本の銘石“本小松石”のキャンドルライト」
サイズ:W120×H150×D120(約) 重さ:約4kg

「日本の銘石“稲田石”の表札」
サイズ:W97×H197×D25(約) 重さ:約500g

「石工職人が仕上げた花瓶(一輪挿し)」
花瓶(一輪挿し)×1
サイズ:W100×H220×D100(約) 重さ:約2kg

「日本の銘石“稲田石”の花瓶(一輪挿し)」
花瓶(一輪挿し)×1
サイズ:W152×H455×D152(約) 重さ:約2kg

「最新技術!レーザー彫刻石材」
●レーザー彫刻石材×1
サイズ:W400×H300×D12(約) 重さ:約4.5kg
●台石×1

稲田石 手ぬぐい

大きさ:900×340×0.5(mm)重さ:50g

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